【解説】
日々発表されるデータに一喜一憂せず、群馬県全体を俯瞰するために、本日よりブログで書く順番を変えました。
昨日1/26に感染状況の3指標が全てステージ2になり、本日1/27もその状態を維持しています。しかも⑥感染経路不明者の割合も日々低下して1週間前の1/20よりも6%低下しました。医療提供体制は、本日1/27に②療養者数がステージ4からステージ3になりました。
感染状況が良くなってから医療提供体制の②療養者数が低下し、②療養者数が低下してから①病床使用率が低下して行くのでしょう。医療提供体制の回復には時間がかかりますが、感染状況が下火になれば現在以上に医療提供体制が悪くなることは考えられないので、過剰に心配することなく、感染状況が下火になるまで感染が再び拡大することがない様に新しい生活様式で頑張りましょう!
【解説】
保健所別にみた人口10万人当たりの直近1週間の新規陽性者の移動平均値はさらに低下しました。藤岡が赤色から橙色に、伊勢崎と太田が橙色から黄色に、利根沼田は黄色から白色に変化しました。色分けが変わる程増加したのは館林のみで、黄色から橙色になりました。群馬県全体でも低下が続いています。しかし、まだ下がりきってはいません。
【解説】
本日1/27に新たな集団感染が1/14から1/26までの間に館林保健所管内の短期入所生活介護事業所(ショートステイ)で14名(利用者12名、職員2名)確認された発表がありました。この集団感染で、本日1/27(1/26結果判明)に10名の高齢者が発表されました。
既に発表されている高崎市の私立高校での集団感染に生徒4名の追加があり、合計31名(高崎市外や県外16名を含む)となりました。
群馬県内で感染経路が判明している26名のうち17名が接触者として検査した陽性者、7名(高齢者2名、未就学児1名、小学生1名、中学生1名、警察職員1名を含む)は同居家族内の感染。接触者として検査した陽性者のうち5名(保育士4名、保育園職員1名)は保育関係です。伊勢崎あるいは藤岡の保育施設で新たな集団感染が発生しないことを願っています。
【解説】
総患者数が減少しましたが、入院中と入院調整中が増加して、宿泊療養中が大きく減少しました。望ましい変化ではありません。介護事業所内で発生した集団感染が一因だと思われます。
直近1週間の移動平均値は、総患者数が24名減、入院中は3名減、入院調整中18名減で減少続いています。しかし、ようやく増加に転じた宿泊療養中は3名減となりました。入院調整中の37名は全員自宅療養を選択している患者でしょうか?そうでないとしたら、938室もある宿泊療養施設の運用上どのような解決されていない問題があって128名(稼働率14%)しか入所できないのでしょうか?
佐竹幸子(元群馬大学准教授/元NPO法人EBIC研究会理事長)
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